不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書) - 和書 - アマゾン(Amazon)ジャパンのあまっちゃ!
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カスタマーレビュー ![]()
その仕事は私のためになるんですか?
(2008-12-25)
「直接対話しない」「部門間での連携が上手くできていない」「上司や会社は、
どこまで自分を育てようとしているのか?」このように社員同士が無関心で
協力する事ができない職場、組織が増えている事は長く会社勤めをしている方で
あれば、誰でも感じていることではないでないでしょうか。入社当時の社風は
若いながらあまり好きではなかったので、あのころに戻りたいわけではありませんが、
最近特に違和感を持っていました。
大きな原因のひとつとして考えられるのが、成果主義の間違った運用にあるの
ではと思います。多くの企業では個人自らの価値創出に集中するインセンティブを
与え、その方向に行動を誘導してきました。その結果、個人の力を高める方向に
重きを置きすぎ、個人間のつながりを弱める結果となってしまいました。
「あなたの仕事の範囲はこう。期待する成果はこれ」と言われてきたらその範囲に
労力を集中すればよいと考えるのは当然の事でしょう。社員ひとりひとりが孤立
した状態で困難にぶつかると、人が壊れ組織が立ち行かなくなっていく例は
いくらでのあると思います。その点をアカデミックなアプローチと事例提示で
分かりやすくまとめられている本だと思います。
大事なのは規定を作って守らせること、守らなければ罰するということではありません。
自分で迷うことがあれば、おかしいと思うことがあれば、それを周囲に伝え、
一緒に解決していくプロセスを共有することではないか、と著者は訴えます。
本書を読んで、先ずは自分が自分の仕事を開き、他者と共有して巻き込んでいく
ことから始められるのでは?と感じました。
分析本としては良いと思います。
(2008-11-19)
現代の職場がぎすぎすしている理由を解説しています。
書かれている内容は別に間違っているとは思いませんが、
この本のテーマ自体が職場の負の部分にフォーカスして
それを分析しているので、読み終わって爽快感は無かったです。
極めてオーソドックスな内容
(2008-11-08)
「不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか」のタイトルは、現在の日本の職場で多くの人が感じ、どうにかしなければならないと漠然と感じていた事柄を、ずばりタイトル化したものと思う。この本がベストセラーになった理由もそこにあり、私も「どんな解決策が書いてあるのだろう」と思い、読んでみた。
読んだところ、「まちがったことは書いていないが、その反面、あまりたいしたことは書いてない」というのが正直な感想。極めてオーソドックスな解説であり、「そんなことはわかっている」という感じでしょうか。
しかし、このようなテーマに魔法のような解決策があるわけがなく、多くの人がこのテーマを意識し、少しずつでも良い方向にもっていくことが重要だと思います。そのためのきっかけと考えれば、この本は実に有益とも思えます。
今の職場は、言うなれば死にかけた生命体
(2008-10-20)
不機嫌なという言葉は通常、人を修飾します
しかしこの本の題名では、職場を修飾しました
著者は職場を人と同じ、「一つの生命体」として取り扱ったのです
これは正解でした
生き生きとした多くの生命体は
様々な種類の、そして多数の細胞が有機的に結びつくことで成り立ちます
今の職場は、言うなれば死にかけた生命体
様々な種類の細胞はあるくせに、有機的な結びつきがないために
一つの命として 全体が機能しておらず、自然淘汰される運命にさらされています
運命に立ち向かい、強い生命体として生き残るためにはどうしたらよいのか?
この本は、解を提示しています
魔法の呪文は「ありがとう」
(2008-10-19)
90年代以降の日本企業の変化を振り返り、行き先を問う。
成果主義の追求と専門性の高度化、雇用形態の多様化から、組織力が弱まった。その組織力が、品質問題や不正の抑止力に他ならなかったと指摘する。
その上で、社会的交換理論に基づき、いくつかの事例を示しながら、社員同士が協力し合えるための条件を示す。属人性を切り捨てようとした日本企業が、効率化のために一緒に切り捨ててしまったものを拾い上げる作業だ。
導き出されたことは、肩透かしをくらうほど当り前のことに見えるが、その当たり前だったはずのことが失われてしまっていることがそもそもの問題なのだ。
要点は絞られているし、平易な日本語で書かれており、心理学の知識がなくても説明は十分に理解しやすい内容だと思う。
心理学的な説明に抵抗のない人であれば、属人的な職場における権威主義の視点から職場環境の問題を論じる岡本浩一『権威主義の正体』などとあわせて読むと、相補的で面白いのではないか。
