異形の将軍―田中角栄の生涯〈下〉 (幻冬舎文庫) - 和書 - アマゾン(Amazon)ジャパンのあまっちゃ!
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カスタマーレビュー ![]()
雄大そして・・・
(2005-09-20)
戦後史上最も著名な政治家、田中角栄を肯定的に描いたら本書のとなると思います。
彼の築いた一時の繁栄は、地方利便性の向上といえる正の遺産と、権益の享受によってしか生きられない多くの寄生虫といった負の遺産を生み出したのではないでしょうか。無論、現在にいたるまでの景気状況を回顧的に考慮すると彼(55年体制)の成否は問うまでもないでしょう。(戦後復興、経済大国、社会保障の確立等等、各論的に見ればすべてを否定することはできませんが、総論で講ずれば先見的視野が狭い場当たり的政治であったと言わざるを得ません。)
55年体制の象徴ともいえる田中政治は今も尚存在しており、現政権与党は「改革」と「角栄」この二律背反を(両者に指摘されぬよう上手く)維持しているのではないでしょうか。
唯、かの疑獄ににより絶対悪と総評されがちな角栄氏の、政治理念や人柄を知る上では本書はなかなかのものと思います。
読み終えて、田中角栄は尊敬に値する人だと思いました
(2005-08-18)
「角栄が首相になってから、官邸の敷居が低くなったという」ことでもわかるように、テレビの普及と共に政治が庶民の生活に入ってきた。ほんの数十年前までは、自分達が住んでいる村が全世界であった人々の生活に、日本が入ってきたのである。
我々には想像しがたい事実が田中角栄という政治家を育てたのだろう。
「金権政治というものは、何も田中さんに始まったものではなく、戦後ずっと金権政治だったのです」
では、何故?という疑問とともに、参考文献を読んでこれからも勉強をつづけてみようと思いました。
角栄の本は多いが
(2003-09-30)
この本に目新しさがなく、これまでの田中角栄の焼き直しの印象です。
作者の淡々として事実に基づく作風は相変わらずですが、特徴がないのが残念。
