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カスタマーレビュー ![]()
著者が架空であっても
(2008-09-22)
小説は、内容が架空であることが前提であるが、著者が架空である場合もしばしばある。
1 本人ではなく、影の筆者(ゴーストライタ)が書いて、本人の了解を得て出版する。
2 本人とは別の略歴を持った架空の著者による書籍として出版する。
課題としては、出版社が伝記として出すか、小説として出すかだろう。
現在は、Fictionと分類しているので、小説なのだから、著者が架空であっても問題ないかもしれない。
斉藤孝のおすすめブックナビ(2003年9月発行)には、著者に関する説明が詳しくありません。著者に関する情報を確認する前だったからでしょうか。
書評を書くことの難しさを教えられた本です。
小説であれば、少数民族を扱うものは、正確であれ、不正確であれ、いろいろ出版されて、情報を吟味していく習慣が身に付けばよいと思われます。
先住民の世界観に対し抱く憧憬を描いたフィクション
(2008-08-30)
著者のフォレスト・カーター(アサ・アール・カーター)は人種隔離主義を唱え悪名高い政治家ジョージ・ウォレスのスピーチライターであり、自身もKKKの行動派団体を立ち上げ(同団体は拉致監禁、未遂を含めた殺人容疑あり)た事は知った上で読みました。
小説家転向前の自身の経歴を一切隠匿した事実と作中に描かれたチェロキーの「涙の旅路」の極端な落差を感じました。
が、考えてみれば70年代以降KKKは急減速し「追いやられる者」として先住民にシンパシーを感じていたのかもしれませんし、「政治家」という言葉に現される巨悪や宗教に対する批判(ウォレスの場合、負け犬の遠吠えかもしれません。)は、その渦中にあったが故に簡潔で鋭い風刺になっているのかもしれません。
愛する者に看取られ、葬られたこの物語の祖父母とは全く正反対の最期(ウォレスの葬儀には家族からの出席はなかった)事を思うと憐れに思います。
フィクションとして、児童文学として、アメリカ人が先住民の世界観に対し抱く憧憬を探る本としてはお勧めできるのではないでしょうか。
ホンモノのニセモノ, 嘘の中の真実
(2008-06-12)
アマゾンのレビューを見るまで, ノンフィクションと思いこんでいました.
全く騙されていたわけで, そのことはショックでした. 感動をかえせ! といったところです.
ですが, 人種差別主義者が生活のために書いた, ことには深い意味があるように思いました.
本人も, 自分の信じている差別的な主義を書いても, 共感をもたれたり, 売れることはないと分かっていたわけで,
その意味では差別主義の敗退を差別主義者自身が認めた例, といえるのではないでしょうか?
そのような理由で星5つです.
著者の主義は別として, 何が「人に受ける」かを見分けるセンスは確かに優れていたでしょう.
「真実」重視の人でこの作品ほど売れた本を書いた人がいるでしょうか?
他の分野と比較してみますと, 有名な映画,
例えば「七人の侍」で, 登場人物が実在しなかったからといって,
映画の価値がなくなるわけではないでしょう.
監督の観察眼, 人間観は評価に値するものです.
ベストセラーになったことの感想を著者に聞いてみたかったです.
Good Story and thoughts
(2008-01-09)
This was a really good story. I actually did not know all of the back ground on Carter and his views, but none of his segregation ideas ruined the book at all. If more people had an education like Little Tree the world would be better. Each chapter is a short story and they basically flow together till the end. There is some interesting wisdom in this book. I really like the simple view of life that is tied to nature. I think any parent should first read this book think about it and then read it to their children. It is a good book to read together and talk about.
リトル・トリー
(2007-12-07)
10年位前に知人に進められて読んだときにはそれほどいい本とは思わなかった。
最近読み直してみたら全く別の本かのようにとても感動した。
同じ本でも読むときの年齢によってこんなに印象が変わるなんてと驚いた一冊。
他の方のレビューに書いてあった「作者が書いたチェロキーの文化はうそばかり」と
いう内容には多少失望したが、フィクションとして割り切れればいい本と思う。
