The Wonderful World of Albert Kahn - 洋書 - アマゾン(Amazon)ジャパンのあまっちゃ!
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100年近く前のカラー写真
(2008-07-22)
20世紀初頭、フランスの大富豪アルベール・カーンと言う人が、グローバル化が進み激変する社会の中で今後消えていくであろう世界中の民族の多様な文化を記録しようと、私財を投じて世界中に人を派遣し、当時発明されたばかりのカラー写真とモノクロ映像(のちに映像もカラー化)を撮らせるという壮大なプロジェクトを行いました。
これはその全容を追ったBBCのドキュメンタリー「The Wondeful World of Albert Kahn」(日本語放送タイトル「奇跡の映像 よみがえる100年前の世界」)のノベライズ写真集です。
彼のコレクションの特異な点は、カラーであると言う事だけでなく、「世界規模」の記録であること、そして、その写真が「文化」を記録すると言う着眼点で撮られたことだと思います。 20世紀と言う激動の時代に巻き込まれる前に記録され、そして消えて行った、それぞれの民族の文化、風習をとらえたであろうこの記録は、芸術的なセンスもさることながら、学術的にも計り知れない価値を備えた貴重な記録なのです。
カラー写真は「オートクローム」と言う今とは違う技術なのですが、今見ても遜色の無いくらい鮮やかで美しい写真です(ボケてる所がままあるのは露光時間が長かったため)。
特に華麗で多様な民族衣装には心を奪われる事請け合いです。
ただ難を言うと7万枚近いコレクションの300枚近くしか収められてない事でしょうか。
コレクションの全体像を知ってもらおうと言う意図だと思うのですが、ヨーロッパ、第一次大戦、アメリカ、極東などそれぞれのキャプションに分かれて載っている写真の、どれをとってもそれぞれ興味深い物なので、この程度ではとてもとても物足りなく感じてしまいます。
300でもかなりの枚数ですが、それでも見れば見るほどもっと見たくてたまりません。
地域ごとに何冊かに分けて出して欲しかった・・・。
ちなみに日本の写真も何点か収められていますが、10点も無い上にあまり興味をそそられるような作品ではありませんでした、期待すると後悔するかもしれません。
